火星の月の下で

日記がわり。

◇少子化は止まらない

超わかり易い『日本の少子化加速の理由』マンガが話題に!女性に生まれた時点で人生詰みなのか・・・
さんざん女の結婚観に不満を垂れてきたワタクシがこんなこと言うのも変なのだが、これはたしかにあるよな。
だが一番の問題は、一番上、十代の結婚出産に社会が冷たすぎることだと思う。
ここでいう冷たい社会っていうのは、直接批判する連中だけではなく、中学、高校を卒業した女子にまっとうな職場なり社会経験なりのコースが用意されていないことも含む。
主婦に対する敬意の欠如は、私みたいな老人だと、前回書いた「本当に過酷だった家電普及前」の主婦を見ていたからというのも少しある。
もちろんそういうことを生活の中で知らなければ比較のしようもないので、理不尽な難癖だ、という意見もある程度はあたっているしある程度は認めるけど、やはり文明の進化が男よりも女に便利になっている不公平感はどうしてもぬぐいきれない。単に機械の発達だけじゃなく、社会的な圧力としてもね。
この辺は70年代に中ピ連の運動を見ていたから、というのも少しだがある。
いずれにせよ、少子化は社会変革でもしないと止まらないし、その社会変革は現在既得権を持つ連中の利害を浸食するので、まず不可能。
従って庶民のできることは、そういう不幸な社会に自分の愛する子供を残していったりしない、ということにもなるので、その意味でますます少子化が進む、と。
あと、これ都市部(もっというと東京圏限定)と地方都市と僻地でまた全然違ってくるんだが、その辺はマスの方を取るので「少子化」という命題につなげるのなら、それほどはずれてもいないだろう。
だか地方都市に住んでいる身としては、それすらも都市部の贅沢だ、という気もけっこうするんだがな。