○東京五輪ロゴデザインに関して

少し古いネタになってしまった感はあるけど、
五輪盗用ジャップ佐野研二郎がデザインしたサントリーのトートバッグがパクリだらけで炎上
ハム速さんがこんなまとめを作ってしまっているので、それに関して思うところを少しだけ書いておく。
まず、ここ。
東京オリンピックエンブレムは盗作ではない　デザイナーの方々のやりとり
現デザイン畑の人達からは「似ているけど剽窃ではない」というのが結論らしい。
円を基調にした今回のデザイン解説はなるほどごもっともで、「シンプルにすればするほど類似のものがでてくる」というのもよくわかる。
加えて、ベルギーの劇場のデザインとか、分野として競合しないのに引っ張り出してくるのはいかがなものか、というのも少しある。
ただこのデザイン問題には２点ばかりデザインそのものとは違う側面があって、それがこの問題をややこしくしているわけで、その辺の考察もほしかったところなのだ。
一つ目、今回のデザインは専門家やクリエイターのものではなく、むしろそういうのにまったく関係のない一般人（素人、と言ってもいい）のためのものなので、その人達が「似ている」と感じてしまったら、もうそれは専門家がどう弁解してもむなしいだけになるのではないか、という点。
二つ目、今回のデザインが決まる前の、いかにも密室談合のような雰囲気に対する批判、あるいはその直前に発表されていたヴォランティア制服に対するとんでもない半島くささとうすぎたなさに対する嫌悪感的先入観があって、その延長上でこの話が出てきたこと。
この２点が問題を一層ややこしくしているわけで、いくらデザイン側から無罪を証明してみせてもなんら解決にはならないもどかしさがある。
結局このデザインのままにいくことになりそうな空気だけど、後味の悪さをかなり残すコンペとなってしまったな、というのが感想。
しかし東京五輪なんて、東国の僻遠の地でやってるだけに正直どうでもいいと感じているんだが、けっこうな話題に事欠かないね。