火星の月の下で

日記がわり。

バロック協奏曲の室内楽感

デスクワークのとき、単調作業のときなんかは、わりとバロックの協奏曲とかを好きで聞いてるんだけど、最近バロックの協奏曲は、19世紀で言う室内楽に相当するんじゃないか、という気がかなりしている。
もちろん厳密には違うし、古楽との関連とかもいろいろあるだろうけど、合奏部の人数の少なさとか、ほとんどパート一人でも成立していることとか、ソロの分担具合とかを考えると感覚としては室内楽にしてもいいんじゃないか。
多人数変成のオーケストラにちょっと脂っこさを感じるようになった30代頃から室内楽をもっぱら視聴の柱にしてきたけど、それでも協奏曲は「オーケストラ徳用の胃もたれ感」というのはあまり感じなかったし、バロックであればまったくそんなことはなかった。
当時は単に「別にオケ全体が重いっていうわけじゃないな」と思っていたけど、昨今バロックの癒し効果が室内楽の癒し効果に近いものを感じていたりするので、音楽上の分類はともかく、私の頭の中ではバロック協奏曲は室内楽扱いになっている。
もっとも、ヘンデルとかの後期バロックとかになってくると、あーやっぱりオケだなぁ、という感じにはなってるけども。
ヴィヴァルディはもちろん、アルビノーニ、マルチェルロ、テレマン、このあたりは特に良いね。
今後機会があったらバロック協奏曲の中からも好きな曲について何か感想が書けたら書きたいな、なんて思っていたりするところ。