火星の月の下で

日記がわり。

◇大陸中国に抜かれる日本教育

「「教育」でも先進国を猛追する中国の本気度」(ttp://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/ichiran/20160127-OYT8T50111.html)

■中国の劣等生の吹きだまりになりかねない日本の大学
中国の普通の大学に合格しない子を安易に日本の大学に「留学」させる例が増えているような気がする。
留学というと聞こえはいいが、落ちこぼれを拾ってくれる日本の大学に子弟を預けるという構図である。

主として予算と語学に関することが書かれているが、メインは理系教育だろう。
その中でひときわ光るシメの言葉が上。
思想的なこととか関係なく、日本の大学教育のいびつさは従来から各方面からさんざん指摘されてきた。
旧帝大のような上位層ではなく、底辺に存在する大学群のことである。
大学と名乗っていても、平均的な地方県立高校にさえ及ばない学力、絶望的な就職状況、長年にわたるためなれっこになってしまってはいるが信じられないほど低い入学偏差値。
国内だけで完結するならそれは余ったオーバードクターやらの受け皿としての働きがあったかも知れないが、現代くらい世界との競争の中にさらせされるようになっては、こういう底辺の大学に対する保護はそろそろ打ち切ってももいいんじゃないだろうか。
陸中国のように、膨大な教育予算を投じて、ということは不可能だろうけど、せめて底辺に対しては厳しく、上辺に対しては手厚い保護、研究環境は整備していく必要があるのではないか。
現状は旧帝大の上位二校に予算が集中していて、それはそれでいいと思うのだけど、もっと徹底して、現状の上位二校に投じている予算を減らすことなく、他の有望校にも投下していくべきではないか、そのためには余計な底辺校は切り捨ててもいいんじゃないか。そもそも底辺校ってのは私立がほとんどだし。
他にもつっこみどころというか、注目すべきところは多いけど、とりあえず思いついたのがこのあたり。