火星の月の下で

日記がわり。

○組み体操、国が介入の方針へ

「組体操 文部科学省が突然の方針転換 低い段数でも重大事故」(ttp://bylines.news.yahoo.co.jp/ryouchida/20160207-00054191/)
やふーにゅうすなんで、たぶんすぐ消えるだろうから、珍しく直リンしてみる。(追記:16/02/08:AM03_20)そう思ってたら、さっそくはてなに逆リンクされていたので、残念ながら直す。
以前組み体操について少し書いてみたのだが、このときは、自分の思い出から「組み体操いやだったなー」という感想だったのだけど、その後、togetterで「教育学部(教員養成課程)に来るのはリア充ばっかりだ」というのを見て(番号をメモってなかったので、書けない)ああ、学校教員がリア充ばっかりだとしたら、そりゃそうなるわなぁ、と思ったものでありました。
似たような話題で「中学高校で数学嫌いが増えるのは、数学教師が学生時代に数学が得意だった連中ばっかりだからだ」というのもあって、やはりその科目なり行為なりに好感があり、あるいは肯定的にとらえていたりすると、できない人間の悲しみや苦悩はわかんないんだろうな、と思ってしまったものでありました。
横道甚だしいけど、大学に行って、人に教えることなんか大嫌い、学校も嫌いだし、人生にも絶望している、この学問しか信じるものがない、みたいな、頭はとんでもなくいいんだけど、世界観や人生観がとんでもなくネガティヴな教官が何人かいて、教育のありようについて、いろいろ考えてしまったことがあった。
でもそういう教官や研究者の方が得るものが大きいかったなぁ、というのもほんの少しだけだけど、ある。
さて、この組み体操。

■低い段数でも重大事故
勉強会で講演した千葉県松戸市立病院の庄古知久医師は、昨年5月に3段のタワーから墜落した小学校6年の男子児童に緊急の開頭手術をおこなった例などを報告した。
庄古医師は、低い段数でも重症で運ばれてくる子どもが多くいて、しかも本人の過失がほとんどないと考えられることから「学校での組体操の取り組みは、すぐに中止すべきである」と主張した。

あとの方にも出てくるけど、頭蓋を高い位置に上げて、しかも支える四肢が地を離れている、というのはとんでもなく危険なことだよな。
それと、見過ごされているのかもしれないけど、子どもの体重の軽さ。
おとなに比べて小学生は軽いので、なんとなく身軽だから大事にはなりそうない、なんていう過信というか思い込みがあるんじゃないかね。
1mの高さでも、固い地面に頭蓋を打ち付けたら、人生を棒に振る後遺症が残るのは十分に考えられるのだから、こんなことを少なくとも「強制的に」やらせるのはやめてほしいと思う。
せめて体育館にして、マットでも引いてやる、というのなら、まだ多少はわからんでもないけど、それでも「強制的には」やらせてほしくない。
あたりまえだけど、この「強制」には同調圧力も含めて、ね。