火星の月の下で

日記がわり。

第41回小学生将棋名人戦

録画しておいたのを視聴したんだけど、3局とも近来ちょっと見ないくらいの熱戦、好勝負。
ゲストの渡辺竜王も言っておられたが、4人ともかなりのハイレベル。
唯一残念だったのが、準決勝第一局での菅野君(大阪)の飛車ポロで、あれがなければ優勝した市岡君(大分)もどうなっていたことか。
もっともそれを差し引いても、この第一局は熱戦だった。
しかしなんといってもすさまじかったのは、準決勝第2局の正道(茨城・前回の準優勝者)vs渋江(愛知)戦。
200手を越えるまさに死闘で、終盤になってから優勢が二転三転する面白い対局。
こども名人戦でこんなに長い対局ってのはちょっと記憶にない。おかげて途中の一部が簡略化されてしまうほどだったけど、小学生将棋名人戦に残る名局、熱戦だったのではないだろうか。
プロの対局でも、これくらい面白い勝負はそれほど多くないように思う。
勝戦も手に汗握る好局だったけど、準決勝第2局のすさまじさの方がインパクトとしては強烈だった。
今世紀の大会で印象に残っているのが第29回(2004)の佐々木勇気(現・プロ五段)vs菅井竜也(現・プロ七段)の決勝戦だったけど、今年のこの準決勝第2局はそれに次ぐ面白さだった。
この中の何人かがプロになるのだろう。
愛知の渋江君は杉本門下で、茨城の正道君は石田門下で奨励会を受験するみたいではあるけれど。