火星の月の下で

日記がわり。

○80年代の電波ソング

押し入れから(何故か書庫からではなく)『C調アイドル大語解』(1988)が出て来たのでパラパラ見てたら知らんアイドルがわらわら出てきて、30年前のアイドル状況を遅ればせながら把握。
著者の林明美ってたしか『タイラー』の人の別名義だったように思うのだが、どうだったかな。
80年代は仕事が忙しかった時代で、テレビ視聴はアニメを追いかけるのが精一杯、とても芸能関係なんか見ていられなかったため、名前くらいしか聞いたことがない、というアイドルが大量に載ってた。
かろうじて70年代から生き残ってる少数の人、それからアニソンとタイアップしてたあたりはかろうじて知っている人、曲もあるにはあった。
そんな中で、某よ○つべに上がっていた「江 戸 真 樹」(男みたいな名前だが女性)というのを聞いてみた。
というのも、この本の中で「♪わたしのなまえっ、えっ、えっ、えっは」というものすごい自己紹介ソングでデヴューしたと書かれていて、さらに挿絵で「でしょしょ」というのがあったからで、いったいどういうこっちゃ、と思っていたからなのだ。
で、視聴してみた結果・・・。
あー、こりゃ電波ソングですわ。(笑)
21世紀の電波ソングとは決定的に違ってて、曲調がいかにも80年代の軽いアイドル・ポップしてるからなんだけど、歌詞と歌手の乖離というか、80年代らしい可愛いだけの歌唱力素人をひっぱり出してみました、という感がビンビンする。
したがって90年代後半から今世紀にかけて、ゲーム音楽を主として出て来た「意図的な」電波ソングとはかなり違うので、電波ソングとして聞くとおとなしすぎるかも知れない。
でもアイドルソングとして聞けば・・・という感じ。
もっともこの人、調べてみると短期間で引退したらしいので、やはり向いてないという意識があったのかも知れない。表向きは体調不良で、ということだったそうだけど。
分類としては、自己紹介ソングにあたるらしいのだが、このジャンルで有名なのはこの2曲。
センチメンタル・ジャーニー(いっよっはまだっ)。
プロフィール(わらべのかなえ)