火星の月の下で

日記がわり。

自己家畜化

「人間に見られまくった野生のネズミは見た目が大きく変化すると判明」
(ps://gigazine.net/news/20180319-self-domestication-house-mouse/)

ただし、チューリッヒ大学の研究チームが飼育していた野生のハツカネズミは、人間に懐きやすくなるような意図的な交配を行わず、定期的に食糧と水を与えながら観察を続けていただけでした。
それにもかかわらず、まるでネズミが自分から人間に飼いならされていくように、ネズミの外見が変化する様子が観察できたとのことで、野生のハツカネズミが人間の目にさらされながら生活することで、「自己家畜化」という現象を見せたことが分かりました。

「自己家畜化」・・・面白い概念であるな。
40年以上、何十世代にもわたって餌用マウスを繁殖させてきた身としては、直感的になんとなくうなずける話である。
もちろん餌用の白マウスは最初から遺伝子選別がなされているので「野生個体群との差」が変化として現われるわけではないが、飼育していると「人の手を畏れなくなる」という感覚はかなりあった。
これはこちらの飼育技術が上達しているからだろう、と思っていたのだが、こういう要素、可能性もあるってことなのかもしれない。