火星の月の下で

日記がわり。

大阪代表優勝校の府内における地域性

豊中にある履正社高校夏の甲子園を制して北摂から優勝校が出た。
これまでの大阪の強豪校を見てみると、
PL、阪南大高(旧・大鉄):南河内
近大付属:中河内
大阪桐蔭北河内
浪商:大阪市内→茨木→泉南
興国、明星:大阪市内。
といった感じで、北摂の強豪校はそれほど目につかなかった。

もっともワタクシなどは、履正社という名前よりも旧・福島商業の名前の方が耳になじみが良かったので、感覚として大阪市内なところがあり「そっかー、履正社豊中の学校なんだな」というのをあらためてかみしめていたりはするのだが。
かつて、市岡、北野、天王寺といった強豪校、先駆校が活躍していた時代、同時に浪商がまだ「浪華商業」だった時代、興国、明星が全国制覇した時代には、代表校は大阪市内が多かったのだが、府内の各地域に分散してくるようになった。
この文化圏の差、みたいなものについて論評している記事をまだ見ていないのだが、「大阪代表」というひとくくりではなく、そういう地域性を視野に入れた観点もそろそろ出てきてほしいものでありますな。
メディアの多くが「東京視点」なので、ないものねだりなのかもしれんけど。
河内地区や大阪市内の高校ではなく、文教地区である北摂の高校が全国制覇した、というのは、けっこうな「新時代感覚」だったりするのでありますよ。