火星の月の下で

日記がわり。

異種・社会動物

異性間距離が最先端と言ってもいいくらい離れてしまった日本の男女。
これはもう別の社会動物とした方がいいのではないか。
同種なので、交配はできる。
しかし社会機能が独自に発達してしまったので、わかりあえることはもはや不可能。
高度に発達した生活科学と社会構成。
男女はもう親(疑似親を含む)の元から巣立った時から、まったく別の社会生物として、孤立して生きていく。
その方が両性にとって幸福で、かつ未来的なんじゃないか。
ヒトの男女間に、性欲とはまた別種の恋愛、あるいは共棲願望がある・・・これが反社会的、反未来的、反知性的衝動になるのではないか。
未来は、男女がまったく別々の社会生物相として、接触はせずに孤立し、死ぬまで交わらずに生活する。
次世代は、接触に頼らず、体外受精と人工子宮により形成されていく。
そもそも、次世代を出産するときに強い痛みがあったり、場合によっては死んでしまう、なんてのは、進化の方向として既にズレているのだ。

ただ性欲の管理は個人の進化より遅れるので、そこに不自由のない人間、つまり相手を奴隷状態にして家族を作ることが可能な一部特権階級だけが、肉体をもつ異性と共生し、他のヒトは新たな地平へと向かっていく。
全世代、全階級、全民族が同時に進化することはないので、しばらくは混在が続くが、最終的にそれが多数派となっていく。
そういう未来を想像していたりする。