火星の月の下で

日記がわり。

所有する古書

古書市で買ってきた古書をチラチラ眺めつつ、拾い読み。
今回研究書みたいなのが多かったのだが、実は大半が既読だったりする。
学生時代に大学の図書館で読んでたり、あるいは地元の公立図書館なんかにあったりしたので、研究書ゆえ値段が高いこともあり、購入はしていなかったのだ。
しかし今回購入したものは、研究書にしてはかなり安くて、「これなら所有しておきたい」と思ったものばかり。

そのうちの一冊、アルベール・ベガンの『ロマン的魂と夢』・・・なんか久しぶりに読んだのだが、やはり冒頭の総論のところと、著者自身のメインテーマのところは、一文が長すぎて論旨がつかみにくい。
まぁこの本は各論のところが面白いのでそれでいいんだけど、全体の読後感想をあんまり覚えていなかったのも、このテーマと総論のところがイマイチ退屈だったからかもしれない。
アルニムやホフマン、ティークについて書かれていたあたりは、かなりはっきり覚えていたんだけどね。

こういう大部の書籍を枕頭において、パラパラ拾い読みするのは良いものですな。