火星の月の下で

日記がわり。

『鎌倉殿の13人』第17回

第17回「助命と宿命」・・・ようやく見た。
虚実織り交ぜて描写されているので、いつにもまして脚本家の個性というか技が光る今年の大河なのだが、ドラマしては概ねうまく進行しているので、このスタイルなら史実ではないことが混ざってても、許容できるかな。
歴史ドキュメントではなく、大衆ドラマとしてのお話を作ってるわけだしね。
それに史実と言っても、後世の研究で実像が変わってくることもあるし、極端に違うことでもなければまぁいいかな、と思っている。
むしろ、戦闘狂にされている義経とか、決して一番の美人ではない政子とか、かなり好感が持てる。

ただ少しばかり満たされない気分になるのが、源氏方はその血筋を強調されているのに、坂東平氏たちがその血筋を取り上げられていないこと。
もっと言うと、駿河を中心とした東海道に拠点を移していた橘遠保の末裔たちとか、けっこう重要な氏族がこの時代、この地域に展開しているので、もう少し細かく見たいな、という願望があったりもする。
もちろんなくても十分ドラマとしては成立するんだけどね。