火星の月の下で

日記がわり。

ドルシェツキのオーボエ協奏曲

ドルシェツキのオーボエ協奏曲ハ長調を聞いてた。
以前、古典派にはいろんな楽器の協奏曲があって、その中でもドルシェツキのティンパニ協奏曲はなかなかの珍品と聞いて視聴したことがあったけど、このオーボエ協奏曲はそのドルシェツキの表芸の方。
本来オーボエ奏者だったこともあり、何曲かオーボエ協奏曲を残してくれているが、遠し番号のようなものはついてないみたいなので、
オーボエ協奏曲ハ長調
という名称でいいのだろうか。

18世紀末から19世紀初頭にかけての、古典派としてはやや後期、しかしまだ浪漫派というには少し早い時代の作曲なので、たしかにハイドン後期、ベートーヴェン初期の楽想である。
なによりハーモニーが美しく、オーボエの魅力が充溢しているが、管弦楽の方でティンパニのアクセントが強く、さすがあのティンパニ協奏曲を残しただけのことはあるな、と違う意味で感心してしまった次第。
古典派ゆえ大半の調性が長調をとっているが、古典派になじみが深ければ、なかなか良い音楽だと思う。
これからも聞いていきたいものでありますな。