火星の月の下で

日記がわり。

「日中もし戦わば」の偽善的レトリック

タイトルは「日中」にしたけど、「米中」でも「日露」でも「中台」でもなんでもかまわない。
要は戦力比較をやってみて、Aが戦争するはずがない、やっても必敗確実、とか言ってるアレである。
戦力比較自体は抑止効果もあるのでやってもいいとは思うけど、だからと言って、どっちが勝つか、と言うのはかなり不毛な気がする。

日本の場合が典型的に表れているけど、戦力的には核こそないものの、そこそこ申し分ない戦力をそろえているだろう。
勝利要因になるかどうかは別として、米国以外とならある程度は経戦能力があるのではなかろうか。
だが問題は、それを使えるか、ということなんだよなぁ。
国内法でがんじがらめになってる今、戦力があっても使えないんじゃ、丸裸も同じ。
戦力比較しても、勝利要因にはなりにくい、というか、たぶん不可能。

戦争能力ではなく、抑止能力としての戦力、真剣に考えている政治家がほとんど見当たらないのも悲しいことでありますな。