火星の月の下で

日記がわり。

▽北方事情

北方領土開発、日本に秋波 露サハリン知事 不況深刻、「領土」棚上げ
サハリン2の記憶も生々しいのに、日本がはいそうですか、と応じるとは思えない。
>同州は日本にすり寄ることで中央政府を揺さぶり、中央から資金獲得をもくろんでいるとの見方もある。
>サハリン2では、ロシア政府が環境問題で日本企業など外資に圧力をかけ、事業の完成間近に経営主導権を「横取り」した“前科”もある。
>日本政府はすでに、ロシアの北方領土開発計画に懸念を表明しており、
>今回の知事の提案も「政府レベルの話ではない」として、取り合わない方針だ。
対露利権は対支利権や対鮮利権ほど大きくはないと思うのと、現状でロシアのエネルギー資源の品質が低下しているという話も聞くと、ちょっなさそうな話ではあるんだが・・・。
ロシア政府、ロシアの原油生産減少を確認
>ロシアの埋蔵原油の品質も急速に低下し、生産コストも膨らんでいる。
>ルクオイルの統計によると、同社は、年間に6億トンの液体を油田から抽出するが、その内原油の成分は、5200万トンにすぎない。
>残りのほとんどは水であり、これは再び油田の中に注入されるのである。
・・・ということで、これは東シベリアの話限定ではないものの、そう大してかわらんだろうから、本格的にこの資源から利益を上げようと思えば、かなり基幹部分からの開発が必要となってくるので、サハリン2の記憶も生々しい日本企業がホイホイと従うということはないはず。
つうことでこの件に関しては連中の口車に踊らされることはないだろうけど、こういう話になると必ずでてきてかきまわす支那南朝鮮の同行も少し気になるところ。
現行のロシア政府、北方領土問題で頑固なサハリン州政府のタカリに対しては強い態度で臨んでほしいとは思うが、それでも日露友好には微弱ながらも期待はしている。
もちろん現行の体制に対しては望めそうもないけど、ロシアが民主化、もしくはそれに近いところにきたら、ひょっとすると「会話のできる相手」になりうるんじゃないか、という希望がわずかばかりだがあるので。
北朝鮮支那が仮に民主化できたとしても、現在の南朝鮮民度の低さ、階級願望なんかを見てると、大差なかろうとは思うが、一応欧州と地続きだし、多少ではあっても改善できる可能性があるんじゃないかな、と妄想してしまうところではある。
まぁ可能性といっても、ゼロと0.1%くらいの差だから、どっちもないと言えばないとは言えるんだが。
ただ、某大型板の情報ではあるんだが、
>現在のロシア軍は97万7000人。そのうち陸軍は32万1000人
>ロシア軍はNATOとの協定でウラルから西の陸軍兵力を公表している
>ウラルから西の陸軍兵力は24万7000人
…という事はウラルから東の陸軍兵力は7万4000人
>その7万4000人が配備されてる範囲↓
>「東西6000km、南北2000kmのシベリア、カムチャッカを含む広大な地域」
陸上自衛隊の半分の兵力で広大なシベリアを守ってるわけです。
>こんなロシアから見ると中国は怖い。
ということらしいので、うまく立ち回れれば、東亜の安定要因には利用できそうかなぁ、という気はするんだが。
そういう立ち回りを1世紀近くやってきてないので、これも無理かな。(笑)
もう一つ関連。
ロシア極東で日本食料品店が人気 背景に中国産への不信感
こんなのを見ると、特に日露の提携という幻想に囚われてしまう。
過去にあれだけ痛い目にあっているというのに、まだ特亜3国よりはましかなぁ、と思えるので。