火星の月の下で

日記がわり。

里見香奈女流名人・女流王将・倉敷藤花、奨励会1級編入試験に合格

里見香奈女流名人・女流王将・倉敷藤花、奨励会1級編入試験に合格  一昨日のニュウスなんだが、書くのを忘れてたので、少し遅れてしまったけど、とりあえず記録しておく。
正直な感想。遅い。決断が遅かった。
里見女流の実力なら、15歳時点で挑戦していれば、もっと良い展開が開けていたろうと思うだけに「挑戦するには遅かった」というのが、正直なところ。
1級からのスタートなので、四段になれる可能性はあるけど、それでも上位にくるのはかなり厳しいかな、というのが感想だ。がんばってほしいことはほしいけど。
以前、と言ってもこの1年以内なのだが、師匠の森九段が将棋ステーションにゲストで出ていたときに「里見には羽生を倒して名人になってもらいたい」・・・みたいなことを言ってて、あれれ、おかしなことを言うなぁ、と当時は思ったものだった。
1.制度的に、女流棋士順位戦に参加できない。よって名人戦にはどんなに強くても、現在の制度では不可能。
2.里見女流は、奨励会にはいかないものと思っていた。
この2点から、変なことを言うなぁ、と思ってたのだが、今にして思うと、奨励会へ挑戦する意志がこの頃既にあって、師匠に告げていたか、あるいは師匠から勧められていたか、だったのだろう。
しかし、やはり遅かったと思う。
「出雲の稲妻」と言われて、華々しく女流棋戦に登場していた頃、あの頃挑戦していれば、その時1級での入会は無理だったかも知れないが、現年齢では1級以上だったのではないだろうか、と思えるので。
というのも、あれから男性棋士にもちょくちょく勝っていて、実力的には二〜三段くらいはあったような印象だったから。
とはいえ、がんばってほしい。
女性棋士第一号は、今回の試験で里見女流と対戦していた関東の加藤二級じゃないかな、と少し注目していたが、里見女流の可能性もでてきたわけだ。