火星の月の下で

日記がわり。

○音としての言語、文化としての言語

美しい、ロマンティック、そういうのは主観によるところがたいへん大きいので、以下はワタクシの主観であることを前もってことわっておく。
ロマンティックな言語は? 1位:フランス語 2位:英語 3位:イタリア語
一番ロマンチックな言語は? 2位英語、3位イタリア語(元記事)

世界中に住むEFLスピーカー(非英語圏で英語を学ぶ人)の男女1,213人に、英語に関してのアンケート調査を行った。

対象に偏りを含んでいるので条件つきではあるが、面白そうな記事だったので便乗して少し。
レスにも出てくるけど、厳密に語義だけで言えば「ロマンス系諸語(イタリック語派)」以外が入ってるのはおかしいのだが、たぶん日本語の「ロマンティック」とそれほど大差ないイメージ性だったのだろう。
当然これは背景にある文化も見ている結果であって、音として考えるなら英語やフランス語がロマンティックなどとはとても思えない。もしくは音の美しい言語とは感じられない。
音としての言語で判断するなら、主観がかなり作用するので千差万別になるだろうけど、ワタクシはピッチアクセントを持つノルウェー語とスウェーデン語かな。
同系統の言語なのに、デンマーク語がしゃっくりしそこなったように聞こえるだけに、ピッチアクセント、子音、母音のバランスのとれた美しさはロマンティックにしてかつ可憐だと感じる。
ピッチアクセントといっても声調言語ほど複雑になってくると、機械音のようになってきていただけない。
また日本語のような母音終止の文化圏にいると、フランス語なんかは蓄膿かなんかにかかっているみたいで気持ち悪い言語の筆頭のような気がする。
欧州言語で音がきちゃない双璧だと思うぞ、フランス語とデンマーク語は。