火星の月の下で

日記がわり。

○ハードGペン

漫画家の要望で開発「ハードGペン」、細い線も自在 「漫画文化支えたい」――職人の手作業でつけペン作り続けるゼブラ

現在は漫画やイラストを描くための道具となった。

確かにそういう現場以外ではもうまったくといって良いほど見かけなくなってしまった。
ギリギリ60年代くらいまでかなぁ、事務屋の中高年がインク壺と一緒につけペンで升目を埋めていく風景が見れていたのは。その頃でもボールペンが主流になりつつあったけど。
ただやわらかな描線が作家性の個性にもつながるので、漫画家やイラストレイターでデジタルの作業がメインになっている人でも現在まだ必須のアイテムだと思う。

「このままではゼブラ創業のつけペンが失われてしまう」――危機感を強めた職人たちは一念発起。「つけペンのことは漫画家に聞かなければ」とあらゆるツテを頼ってのべ1000人の漫画家やイラストレーターに会い、つけペンに求める品質をヒアリングした結果、「滑らかに描ける」「耐久性がある」「強い筆圧に耐える」ことが求められていることが分かったという。

そしてなにより、この現場でちゃんとリサーチして、その結果をフィードバックして手作業から起こしている、というあたりに感動する。
Gペンってそれこそ自分の指先のように細かな作業を自在にできるので、日本人のフィーリングや繊細さともすごくマッチしてたんだけど、それゆえに耐久力がなく、すぐに買い換えることが多かったし、点描のような細かな作業(今ではデジタルでやる人の方が多いだろうけど)には丸ペンの針先のようなペン先を使っていた。
ともかくこういう姿勢には感動する。がんばってほしいものだ。
微力ではあるけど、これからもしっかり使って買い支えていきたいと思う。