火星の月の下で

日記がわり。

○第31回NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝戦(1681)を見て

囲碁将棋チャンネルで過去のNHK杯の映像を流しているんだが、一昨日の加藤一二三十段vs伊藤果五段戦(称号、段位は、当時)の録画しておいたものを鑑賞。
当時の若手で詰め将棋でも有名だった伊藤五段が、決勝まで若さを爆発させて勝ち上がってきた対局で、ぼんやりと記憶は残っている。
結局は早指しの名手であり、大豪でもあった加藤十段が見事に寄せきって、この次点で通算6度目の優勝(現時点で加藤は7度の優勝)を飾る。
ああ、そういやこんな駒組みだったかな、と覚えていたようなそうでないような、それでも懐かしさはかなりある視聴となったのだが、見ていて少し気になったのは、伊藤五段のタバコ。
喫煙しながらのテレビ対局というのが最近ではまず見られなくなったので(ないわけではないが)後半はそちらの方に目がいってしまい仕方なかった。
昔見たときはそんな意識はほとんどなかったんだけどなぁ・・・。
棋士とタバコというと、亡くなった真部八段が有名だったが、最近の強豪はテレビに映っているところで吸ったりはほとんどしないので、ものすごく珍しいものを見たような気分になってしまった。
銀河戦なんかでは、NHK杯なんぞよりベテランが登場しやすい予選になっているので、たまに見ることはあるけど、NHKの、しかも決勝で、というのがかなり特異に見えてしまった次第。
「テレビ対局では正装で」・・・という規定というか不文律というか、そんなものがあるらしいので、その意味でも最近は珍しくなったのかな、という感じでありました。
こういった映像でも、世相の片鱗、みたいなものは映り込んでしまうんだね。