火星の月の下で

日記がわり。

佐藤天彦、新名人に

佐藤天彦・新名人の誕生。
時代の進展を思わせるけど、羽生さんはまだタイトルを現時点で3つも持っているので、その兆候が見え始めた、という程度。
まだまだ他棋戦での羽生さんの猛威は続くだろうし、羽生世代の巻き返しはある、と思っている。
さて、佐藤(天)名人の誕生によって、福岡県出身の名人が2人目になった。
ということで、以下に実力制以降の名人出身地を調べてみた。(就位順)
・東京。(木村、塚田、丸山)
・岡山。(大山)
・広島。(升田)
・宮城。(中原)*1
・福岡。(加藤、佐藤天彦
・兵庫。(谷川)
・山梨。(米長)
・埼玉。(羽生)*2
・京都。(佐藤康光
・神奈川。(森内)
ということで、一番多いのが東京の3人(羽生十九世をカウントすれば4人)なのは人口比率を考えれば当然のこととして、福岡出身が2人目、ということになるので、出身都道府県別では2位になってしまう。
人口比率的に少し意外なのが、大阪出身、愛知出身の名人がまだ誕生していないこと。
名人戦登場棋士で見てみても、大阪府出身者が第14期(1955)の高島一岐代八段だけ、愛知県出身者も第24期(1965)の山田道美八段だけなので、かなり意外な感じがする。
最後になったけど、佐藤天彦名人、おめでとうございます。

*1:中原十六世の出生地は鳥取県らしいのだが、生後すぐに転居した宮城県塩竈市を出身地とし、また連盟公式にもそう記載されているので、宮城県出身としておく。

*2:羽生十九世は埼玉生まれの東京八王子育ちらしいのだが、こちらも連盟公式に従い埼玉県に分類しておく。