火星の月の下で

日記がわり。

鬼滅の刃はしっかり終わってくれてうらやましいよね」(togetter:1518436)
週刊誌体制初期の頃(だいたい1960年代~70年代初頭くらい)まで、長期にわたる連載はシリーズごとに分けて展開していたので、終わりやすく、かつ続けやすかった。
しかし現在では一応「〇〇編」とかっていうくくりはできるものの、長期にわたったものを後から見て結果的に、というものが多く、最初から計画的にストーリィを分けて、なんてのはできない、とは言わないまでも、かなり難しい。
それだけマーケティングとプロダクションシステムが定着してしまった(動脈硬化と言ってもいいかも)わけで、この「人気のあるうちに綺麗に終わらせる」というのが至難の業になりつつ感じでありますな。
読者サイドからすれば、好きな作品は筋が変わっても見ていたい(お話よりもキャラに比重がかかる)というのもわかるし、経済原則からすると、そういう声も無視できない。
しかも週刊誌体制という速度の速い制作環境の中だと、いつ終わらせたものかという感覚が狂いがちになる。
答は・・・いまのところないなぁ。
『鬼滅』がなんらかの答、あるいはそこまでいかなくても、示唆、ヒントになればとは思うものの、たぶん『鬼滅』だけの特殊な事情で処理されてしまいそうだ。