火星の月の下で

日記がわり。

全国大学ラグビー三回戦、福岡工大、大敗

三回戦なんだけど、一回戦、二回戦が、九州、東海、北日本のローカル枠なので、実質これが「全国一回戦」
慶応大(関東対抗戦3位)47-14京産大(関西3位)
流通経大(関東リーグ戦2位)19-19筑波大(関東対抗戦5位)・・・同点のため抽選で流経大が次戦へ。
帝京大(対抗戦4位)[不戦勝]同志社大(関西2位)・・・同志社にコロナ感染者が多く出たため。
日大(関東リーグ戦3位)108-0福岡工大(九州)
・・・という結果。
地方勢の弱さがまたも浮き彫りになった三回戦だったけど、今回は特に悲惨な結果になった。

関西3位の京産大は、まぁこんなもんだろう。
むしろ前半途中くらいまではかなり良くやったのではなかろうか。
関西3位だと、実質、対抗戦グループの五位か六位くらい相当じゃないかな、という気もしていたので。
関西は長らく天理の一強状態で、関東勢になんとか通用するのもここ数年、天理だけ、という感じだったし。
そんな天理でも決勝に進めるかどうか、のレベルなので、優勝候補とまでは言えない。
でもベスト4くらいまでは来てほしいんだよなぁ。

問題は九州勢。
かつては、対抗戦グループ、関東リーグ、関西リーグに続く4番目のリーグだったのに、今ではもう見る影もない。
もっとも全国大会開始当初から力は一段下と見られてて、まだ関東勢に勝ったことがなく、関西勢にも第4回大会(1969)で関西大学(関西2位)に勝ったのが唯一の白星。
九州という土地は、高校には強豪が多く、関東、関西の有力校に多く選手を供出しているし、社会人もかつては黄金時代を誇った八幡製鉄などのチームもあった。
しかし大学に関しては、地元の有力選手を引き留めることができず、なかなか強化がうまくいっていない。
今世紀になって出場枠が全国に拡大してからは、昨年のように東海地区の大学に負けることもあった。
そんな九州で唯一気を吐いていたのが、旧全国大会で唯一の白星を挙げた福岡工大だったのだが・・・。
18トライを奪われて108点、そして零封されてしまった。
確かになかなか勝てないけど、それでもここまでの大差をつけられてしまったのは、ちょっと記憶にない。
しかも相手は旧全国大会のように対抗戦1位、関東リーグ1位とかではなく、関東リーグ3位の日大なのだ。
Jスポーツで実況があったので関東リーグ戦も見ていたから、日大の強さもある程度はわかっていた。
福岡工大はそうとう苦戦するだろうな、とは思ってたけど、ここまでの大差になるとは思わなかった。後半、心が切れたのかもしれないけど。
ここからの再起はしんどいだろうけど、いつか関東勢に勝てるチームを作ってきてほしい。
九州地区が強化されないと、全国大会の意義も薄くなるからね。