火星の月の下で

日記がわり。

花園には行けない

高校ラグビー決勝、東海大仰星の6度目の優勝。
残念ながら昨年末からの出血、及びまだ続いている鼻の状態のため、今年も観戦に行けなかった。

今期はけっこう記録づくめで、常翔学園の花園100勝(3校目)と、歴代4位タイの仰星6度目の優勝。
そこで過去の100勝と優勝回数をチラっと見てみたんだけど、まずは100勝達成校。
15回優勝の秋田工はすぐに思い浮かんだけど、2位が天理。
でもこの両校は戦前から優勝してるし、まさに高校ラグビーの歴史そのもの。
それを思うと戦後、大阪工大高としてのスタートだった大阪工大高の、100勝の持つ意味合いも少し変わってくるかも。
大阪工大高が花園に現れ始めた頃は、秋田工と東京勢(保善、目黒、国学院久我山)の全盛期で、いつも跳ね返されていた。
しかし荒川監督の指導の元、単に強いだけでなく、地域をも含んだ普及、強化が実り、今の大阪勢の強さにつながっている。
勝ち星で言うと、荒川監督が40勝、そのあとを受けた野上監督が60勝なのだけど、大阪のパイオニアとしての荒川監督の偉大さはまったくかすむことはないだろう。

優勝回数で言うと、秋田工の15回は一大金字塔と言ってよく、また記憶の上でも最初に思い浮かべる名前なのだが、2位が同志社中の8回。
同志社中の8回は全て初期の黎明期の数字なので、公式数字としていいのかどうかさえ迷ってしまうところだけど、これが1位ではないので、まぁ納得はできる。
この1位、2位はすぐ頭に浮かんだのだが、さて、3位はどこだったのか、ちょっと悩んでしまった。
記録を見たら一発でわかる、4連覇を成し遂げた啓光学園(現在は常翔学園啓光)の7回の優勝。
現在はラグビーに力を入れていないので、部の存続そのものがあやうくなっている、とかのニュースが去年くらいから流れていたので、事実上高校ラグビーからは撤退なのだろう、ちょっと寂しくはあるかな。
だが、この戦後初の4連覇という偉業、そして記虎監督の優れた指導と栄光は語り継がれるべきだろう。
あと、ここ最近はベスト4どまりだけど、東福岡が4位タイの優勝6回。
近い将来、仰星と東福岡が啓光、同志社の記録を塗り替えていってくれることだろう。
秋田工の15回にはまだまだ時間がかかりそうだが。