火星の月の下で

日記がわり。

頭の悪い文学全集

『文学全集を立ちあげる』というのを読んでて、著者達の頭の古さ*1、というか意外な知性の低さに少し驚く。
演劇史も文学全集の中に組み込むのなら、あまりにも世界的潮流を無視している。
思うに、旧制高校時代の文学的青春の残滓、あるいは亡霊を語っているだけ、なんだろうなぁ。
戯曲史に対する無知、フランス文学の過大評価、社会文学への嫌悪(もしくは無知)なんかが充溢してて、しばし呆然。
「いま読んで面白い」とか言い訳じみたことを書いてるので、文学性や芸術性は完全に無視、もしくは理解不能で、娯楽性だけ、というコンセプトなんだろう。
あまりのバカさ加減だったので、細かいところをつっこむ気にもなれなかったが、とりあえず、叙事的演劇と女性解放文学くらいは、好き嫌いに関わらず勉強しといた方がいいよ、とだけ書いておこう。

*1:特にM谷がこんなに耄碌してるとは思わなかった。K島は仏文学の特定ジャンルしか見えていない視野狭窄者としか思えない。